【経験談】メンタル限界で会社に行けないときどうする?|自分を大事にしてほしい

キャリアと働き方

こんにちは。記事を開いていただきありがとうございます。よしハムコロリと申します。ITエンジニアとして25年以上仕事をしています。実は私は数年前にメンタルが限界を迎えて、会社に行けなくなってしまったことがあります。およそ2週間くらいの期間ではありましたが、非常につらい毎日でした。会社のサポートもあって今は問題無く仕事ができています。今回はメンタルをやられて会社に行けなくなったときについて書きたいと思います。何より自分を大事にしてほしい。これだけです。
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「自分は大丈夫だろう」ということは無い

脅しでもなんでもありません。「自分は大丈夫だろう」ということは無いです。かく言う私も自分の中で「メンタルやられて会社に行けなくなるなんてないだろう」と思っていました。
とあるプロジェクトでプロジェクトリーダー(以下、PLと書きます)の立ち位置で仕事をしていたのですが、当時のプロジェクトマネージャー(以下、PMと書きます)の無茶振りで激務が続き、そんな中で度重なるトラブルが続き、だいぶ私は疲弊していたと思います。
ある朝、目覚めたのですが、体が起き上がりませんでした。起き上がらないといけないと分かっているのに体が動きませんでした。その日から会社に行けなくなりました。

一度なると再発が怖くなる

一度なってしまうと、「またなるのではないか」と思ってしまいます。それは私も未だにあります。だからこそ、甘えではないと言い聞かせて自分を守る行動を取るようにしています。

何もかもが嫌になる

無理して会社に行こうとしますが、まず、会社に近づくことができませんでした。吐き気がして頭の中がグルグルかき混ぜられる様な感覚に捕らわれるのです。近くのコンビニの駐車場で様子を見るものの、会社に行くことができませんでした。リーダーの私が行かないことでメンバーにも迷惑が掛かります。それを分かっていても行けませんでした。
何もかもが嫌になり人生で初めて厚生労働省の電話相談などに電話をしました。誰でもいいから話を聞いてもらいたい。そんな思いでした。
電話相談では色々話を聞いてくれて、アドバイスをしてくれます。私が電話を掛けたときは、私は最悪の状態でしたので、「そうですね…」くらいしか言えませんでした。

自分を守れるのは自分だけ

私の場合は運良く当時のサブリーダーが代わりにリーダーを引き継いでくれた為、私はいっとき休むことができました。彼には感謝と謝罪の気持ちでいっぱいでした。社内の風土などによってこのあたりは変わってくると思いますが、基本的に誰も自分を守ってくれる人はいなくて、自分のことは自分で守らないといけないと感じました。
だから、自分がきつくて他に迷惑を掛けたくないなら早目に相談したり、休みを取ったり、リフレッシュする必要があると思います。
迷惑を掛けた分については、元気になってから仕事などで恩返しをすると良いと思います。

病院に行った方が良い。あと薬を勝手にやめたり量を変えない

メンタルがやられてしまった場合は、心療内科に行くことをお勧めします。最近は心療内科の患者数が多いのか、予約がなかなか取れません。
これは私が医師から厳しく注意されたことなのですが、薬が処方されると思いますが、状態が良くなったからと言って、自分で勝手にやめたりすると薬の効き目が切れて逆に悪い症状になることもあるので、医師に相談の上、薬の量を徐々に減らすとか効き目の弱い薬に変えるという風に対処が必要です。素人考えは返って症状を悪化させる場合がありますので、気を付けましょう。

少しずつ慣らす

一度会社に行けなくなると、オフィスに入るのもすごくためらわれ、恐怖心でいっぱいになります。まずは駐車場まで行き、次の日は人がいない部屋で作業をする…など、会社の協力も必要かもしれませんが、少しずつ慣らして、「元気に出社する」の回数を増やしていきましょう。
私の経験の話ですが、安定して行けるようになるまでは、なるべく休まず、連続して行った方が良いです。休みを入れてしまうと、また出社するときにきついです。だから月曜日が最強にしんどいですね…。オフィスに入ってしまえば、怖いですが、スイッチが入ると思いますので、無理は禁物ですが、行ける回数を増やしていきましょう。

原因となるものから遠ざけてもらう

こちらも会社の協力あってのことですが、自分が会社に行けない原因となるものから遠ざけてもらうのは大きな改善です。私の場合は、冒頭で述べたPMでしたので、まずPLの立場からメンバーに下げてもらい、直接PMと関わらないようにしてもらいました。その後、プロジェクトが終わった後は、次のプロジェクトでそのPMと一緒にならないように一時期別の部署の仕事を担当させてもらいました。在宅勤務のように物理的に遠ざけるのもひとつの方法になるかもしれません。
一般的には、症状が収まる為に必要な期間は、少なくとも症状が続いていた期間程度は必要と言われます。焦らず、ゆっくり進んでいきましょう。

きついときに休むのは甘えじゃない

良く言われていることだと思いますが、やっぱり「甘え」と感じてしまう自分もいます。でも先に述べた通り、自分を守れるのは自分だけです。誰も守ってくれないし、手を差し伸べるのにも限界があると思います。きついときは思い切って1日休んで全てを忘れてリフレッシュしましょう。無理した結果、その後長い間休むことになることと比べたら1日なんて小さいものです。休んだ分はリフレッシュしてから取り返すくらいの勢いで良いと思います。日本の古くからの慣習なのでしょうか。「甘え」と感じてしまいますが、決してそうではありません!

休んで何をしたか

休んで私がやったことは以下のことです。

  • ひたすら寝た。寝すぎは良くないかもしれませんが、ひたすら寝ました
  • 車で遠くにドライブに行った(できるだけ遠くが良い。私は熊本から福岡に下道で行きました。海を見て散歩をして帰りました)
  • ゆ~っくり散歩をした
  • 感動ものの映画を見て泣いた(私のお勧めは「ハチ公物語」、「こぎつねヘレン」などの動物もの)
  • お笑い番組を見た(私のお勧めは「サンドウィッチマン」)
  • 本を読んだ

休職や転職も一つの選択肢

私は今のところ選んでいない選択肢ではありますが、最悪、休職や転職も視野に入れておくと良いと思います。ただ、考えなしに動いてしまうと、後々自分がさらにきつい思いをする可能性があるので、感情的に動くのではなく、しっかり考えて動くことが大切です。

上司やリーダーなど管理者の方へ

私が上に書いたような症状や、対策などを考慮いただき、メンバーにきつそうな方がいたら、声を掛けてあげて、休憩を取らせるとか、お休みさせるとか対処を行っていただきたいです。本人から声を上げるのはなかなか言いにくいし、もはや言えるような状態ではない場合もあります。
プロジェクトの進行上、大事なメンバーが欠けるのは非常に痛手だと思いますが、同時に、大事な会社の人材でもあり、命や人生も掛かっていますので、どうか回復に専念させてあげてほしいです。どうかお願いいたします。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました。繰り返しますが「自分を大事にしてください」。この件は長く仕事を行っていく上ではとても大切なことだと思います。また思いつくことがあったら追記や別の記事でご紹介しようと思います。特にITエンジニアは精神疾患に掛かることが多いと言われていますので、特に気にしていきたいところです。コメントやお問い合わせはお気軽にどうぞ。共感いただいた際には、寄付も募っておりますので、ご検討ください。

おまけ

私が休んでいるときに家族が買ってくれた本です。とても読みやすくて、すごく前向きな気持ちになれます。日記は続かなかったのですが、自分をほめることの大切さを知るきっかけになった本です。

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