こんにちは。記事を開いていただきありがとうございます。よしハムコロリと申します。熊本で25年以上ITエンジニアをしております。
情報処理技術者試験の秋期試験が近づいてきましたね。追い込みを掛けていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。今回は、高度試験の中でも人気がある情報処理安全確保支援士試験(以下、SC試験と記します)の追い込み向けに、書籍「こう書く! セキスペ 情報処理安全確保支援士」(村山直紀 著)をご紹介したいと思います。本記事にはアフィリエイト広告を掲載しております。ぜひご利用ください。
ちなみに、私は2025年の春期試験において、SC試験に合格しました。そのときには同じ村山直紀さんが執筆された「うかる! 情報処理安全確保支援士 午後問題集」を試験直前まで繰り返し読んでいました。そのおかげもあって、午前Ⅱ試験は88点、午後試験は83点(約10,000人中150位以内)という自分としては想像以上の得点で合格することができました。これからSC試験を受験される方にお役に立てたらと思います。SC試験の勉強法などについては以下の記事もぜひご覧ください。
本書はSC試験の勉強を一通りやってきた人や第一線で働いている人向け
本書の冒頭にも書いてあるのですが、「初学者お断り」の本です。基本的な用語の説明などはありませんので、それが理解できる程度の勉強量や実務経験が必要と思います。それに満たない状態で読んでも中身が入ってこないと思うので、あまり有効ではないと思います。
私は、近年は企業様のWEBサイト保守の仕事を行っている為、SC試験で問われるような内容を日常茶飯事で対応しています。その為、本書に書いてある内容は、SC試験でも当然役立つのですが、私のようなSC試験に合格後も知識をアップデートしたい人や、現場の最前線で活躍されている人にも物凄く役立つと感じました。本書のタイトルには「2025版」のような表記はありませんが、「2026年版」とか毎年更新してほしいと感じました(セキュリティ白書みたいに…)。
何でも具体的に明確に書いてある
私が受けた感じとしては、全体を通して「余計なことは書いてなくて、こう来たら、こう書け」が明確に書かれていると思いました。迷いが無いです。ゲームで言うと攻略本と同じですね。表組や文章はみっちりと入っていてページを開くとボンって情報が飛び込んできます。挿絵や図解はほとんどありませんので、そこから見ても、辞書のような感じで利用することはできると思います。「あれ、これって何が含まれたっけ~」って思ったときに、対象の章をぱっと見るような感じです。試験直前に開いて見るときに役立つと思います。図解が多い方が良い方には向かないかもしれません。
覚えやすい語呂合わせの記載がある
専門用語は覚えにくいものがたくさんありますよね。それを覚えやすくする為の語呂合わせなどの記述が随所にあります。へんてこりんな文章やインパクトの強い文章が書いてありますので、脳に刻まれやすいのではないかと思います。
近年話題のAIに関することも多く書いてある
AIとセキュリティに関する項目が多く盛り込んであり、今どきの内容がカバーされていると思いました。あと、私がすごく良いな~と思ったのは、付録に「コピペで使えるAIプロンプト集」です。どういう風に書けば良いかの例文も充実していますので、活用できるのではないかと思います。
本書 VS 「うかる! 情報処理安全確保支援士 午後問題集」
午後試験勉強の中盤あたりは「うかる!」の方が良いかも
「うかる!」の方は、午後試験の出題パターンと回答に徹されていて、出題意図などの周辺情報の説明が多いので、午後試験勉強の中盤くらいまでは「うかる!」の方が良いと感じました。
午後試験の総仕上げ~試験直前や合格後は本書
本書は詳細の説明というよりも、勘所となる部分がみっちりと記載されています。苦手な箇所は試験直前まで見返しても良いのではないかと思います。あと、先にも書いていますが、合格後登録セキスペとなった方や、セキュリティ関係の仕事に携わっている方には超役立つと思います。
本書の構成
本書にはSC試験の勘所がみっちりと詰まっています。大枠としては以下の内容が記載されています。
- 情報セキュリティ
- セキュリティ管理
- 対策技法
- ネットワーク
- データベース
- 開発技術
- サービスマネジメント
- 内部統制
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございました。私の個人的な感想をつらつらと書かせていただきましたが、参考になったら嬉しいです。そして、SC試験受験者の方々は合格を勝ち取れますようにお祈り申し上げております。あ、ひとつ思った事がありまして、本書にはかわいい女の子が登場していなかったな~というのがありました。こちらは色々事情があるのかもしれませんね。記事へのコメントやお問い合わせなどもお待ちしております。また、下のリンクから寄付も募っておりますので、もし良かったらご検討をお願いいたします。
コメント